2022年 第43期会長挨拶 日本熱物性学会へようこそ




会長 森川 淳子(東京工業大学)









皆さん,こんにちは.日本熱物性学会のホームページへ,ようこそ.

日本熱物性学会は,2022年,第43期を迎えました. 本学会は,熱物性に関する学理技術の進展と知識の普及、会員相互及び国際的な交流を図ることを目的とする学術団体で,熱・熱現象・熱物性・熱物性値などに関心を持つ,さまざまな分野の研究者・技術者・団体から構成されます.会員数は約500名であり,関連する分野は,機械工学,材料工学,電子工学,計測工学,化学工学,原子力工学,冷凍空調,バイオエンジニアリング,食品工学,建築学,人間工学,スポーツ工学,医用工学,被服学,地球科学,など多岐にわたります。熱物性にかかわる海外に開かれた組織としても発展し,国際学会の主催,共催も幅広く行っております.

第43期では,主催国際会議ATPC2022(The 13th Asian Thermophysical Properties Conference)を9月26日〜30日に仙台で(実行委員長:東北大学教授,福山博之先生),また第43回日本熱物性シンポジウムを10月25日〜27日に和歌山で(実行委員長:和歌山高専教授,大村高弘先生)開催の予定です.さらに,熱物性セミナーシリーズをオンライン開催として準備中です.本年度の大テーマは,「次世代熱・エネルギー問題と熱物性」とし,熱物性分野からの発信を学会内外へ幅広く行ってまいりたいとの意気込みです.詳細は,いずれも本学会誌やHP,メーリングリスト等でお知らせしますので,ご参加ください.
また,闊達な意見交換や情報発信のために,広報・企画による「学会活動の見える化」を促進してまいります.研究会活動など,本学会の特徴と良さをコアとして大事にしながら,DX化の推進にも取り組むべく,日々議論を続けたいと思います.皆様からのご提言もお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします.

さて,令和4年を迎えるにあたり,今年こそ平穏な,ごく普通の日常を願ったのも束の間,予想を超えるスピードで,オミクロン株が国内でも流行し,先の見えぬ不安と,テクノロジーの行く末を案じる日々が続いております. 喫緊の課題である気候変動と産業のあり方についての議論は予断を許さぬものですが,科学技術の原点には,人類が育まれ, 教えを受け,感性を磨き,そして共生してきた自然との長い歴史があったことに,謙虚に思いを巡らすとき,さらなる共生の道を見つけることができるのではないか, そしてこれらのことを解く鍵は,私たちの依って立つ,熱物性の分野にも多いのではないかとの期待を強くしております. 科学技術の原点に立ち戻り,今一度、飛躍の時を待ちたいと思います.皆様と,本学会と,そして科学技術の豊かな共生と発展を願い,ご挨拶とさせていただきます.
 

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